
"大きな家族"として暮らしをともにするホームでは、人の輪がとても大切です。ホーム長として意識しているのは、まずスタッフのチームワーク。お互いの仕事に誇りと情熱を持つスタッフが“みんなで介護”の精神のもと、力を合わせてお客様をサポートできる環境づくりを心がけています。アクティビティ活動(趣味や余暇活動のレクリエーション)にも積極的に取り組み、お客様にも“みんなで暮らす”ことの楽しさを実感していただけるよう、日々工夫しています。“みんなが幸せ”な環境づくりが私の信条です。

生活プランを立てるときは、お客様やご家族様が、いま何を望まれているかをお伺いするのはもちろん、お客様の一番身近にいるスタッフの意見も参考にするようにしています。気兼ねなく話していただける雰囲気づくりを心がけることで、お客様から「お散歩に行きたい」「お買い物がしたい」といった前向きな目標やご要望が聞けるようになりました。希望をかなえるための方法を一緒に考え、もっとご自分でできることが増えていくプランのご提案ができればと思っています。

ご入居を決める際は、ご家族様も不安を抱え、複雑な思いでいらっしゃると思います。だからこそ、ご入居後は、不安を徐々に取り除いていけるよう、きめ細やかなサポートに心を配っています。「いいところで暮らせてよかった」「いつも温かく迎えてくれるので訪問しやすい」といったお言葉を頂くと、ご家族様も安心して任せてくださっているのだなと、嬉しい思いと同時に、その責任に改めて気持ちが引き締まります。誰もがより穏やかな日々を過ごせる“第二のわが家”となれるよう、スタッフ全員で心がけていきます。

私の仕事は、お客様の様子をおうかがいしながら、ご要望があればそれをご家族様にお伝えする「架け橋」になることです。たとえば生活リハビリを始めるために「新しい靴がほしい」というお客様がいらしたら、ご家族様にお電話や面会時にお伝えし、検討していただくようにしています。何かに困っていらしても言い出せないお客様もいらっしゃるので、そういう方には、こちらからお部屋を訪問してお気持ちをくみ取るように。私に頼ってくださる方にきちんと応えられるよう心を配っていきたいです。

日々のお世話で大切にしているのは、お客様へのお声かけです。たとえば車椅子への移動をお手伝いするときも、「お身体の調子はどうですか」と、声をかけることから生まれるコミュニケーションを大事にしています。おしゃべりが苦手な方の場合には、表情やしぐさから「何かおっしゃりたいことがあるのでは?」と気配りも欠かせません。あるとき、私の声かけに、はじめてほほ笑んでくれたお客様がいらっしゃたのですが、「言葉でなくてもいつか通じる」と励みになりました。

ホームは病院ではなく「家」ですから、私たち看護師もお客様に近い存在として、生活の場における健康管理をさせていただいています。一人の患者さまに多くの時間が割けない病院とは違い、お客様のペースに合わせて耳を傾け、お一人おひとりゆっくり向き合えることが、お客様の日々の安心につながっているようです。万一の緊急対応時には、専門技術や経験に基づく対応ができる体制を整えています。ちょっとした体調の変化でもすぐに察して対処できる看護のプロとして尽力していきたいと思っています。

お食事を召し上がっていただく上で常に心がけていることは、お客様お一人おひとりに「おいしく、そして楽しく召し上がっていただくこと」です。食べることは日々の楽しみであり、五感を刺激する「もっとも身近な健康維持増進」の方法のひとつです。「ニチイホームでしかできないお食事のサービス」を目指し、また「お食事を食べて元気になった」と言われるようなお食事の提供ができるよう、多職種と連携を図り、安全においしく、より良いお食事の提供に努めております。